Crown 35th Line
クラウン・ライン
単結晶銀の導体で構成された、
革新的なケーブル
創立35周年記念モデル
シルテックは、1983年,今日のシルテック製品の原型とも言える“InevitableLink”を発表しました。
その誕生35周年を記念して登場したのが“クラウン・ライン”です。シルテックが蓄積してきた知見とテクノロジーの粋を結集したこのラインは、“トリプル・クラウン”に比べて導体素材の量を抑えることで、伝送ロスや信号歪みを極限まで抑える“トリプル・クラウン”の性能を受け継ぎながら、扱いやすさを追求しています。
ラインナップは、“トリプル・クラウン”で導入された単結晶銀を導体素材としたインターコネクト・ケーブル(RCA、XLR)、スピーカー・ケーブル、LANケーブルにて構成されます。
またスピーカー・ケーブルのYラグには銀と金の合金を採用、RCAケーブルのピンは単結晶銀で構成されており、コネクター部においても“トリプル・クラウン”の設計思想を受け継いでいます。
単結晶銀導体
従来の一般的な技術で銀素材を加工してケーブル導体を製作すると、導体にマイクロクラック(微小な亀裂)が発生し、耐久性や音質に悪影響を与える事が分かっていました。シルテックではこれまでの上級シリーズでその欠点を補うべく銀と純金の合金製の導体を採用していました。
銀導体にわずかに生じるマイクロクラックに純金を流し込むことで、それぞれの特性を生かした構造として音質向上を果たしてきました。
そして培ってきた経験と知識、さらに最新の技術により新たに完成した素材は、一切のマイクロクラックのない完全な単結晶銀という点です。
ケーブル内の端から端まで純銀の結晶体で構成されていることで音楽信号は完璧な純度を保ったまま、エネルギー損失が最も低く、極僅かな歪までも最小限にまで抑えたロスレス伝送を実現します。
これは世界に誇る治金技術を持つシルテックにしか成し遂げられない技術です。音楽信号には何も足さず、何も引かず、音楽ソースと使用するオーディオ・システムのポテンシャルを最大限に発揮させます。
内部構造
インターコネクト・ケーブル、スピーカー・ケーブルは、いずれも単結晶銀導体をカプトンとテフロンの絶縁体で被覆した上でシリコンによってさらに被覆。
シリコン被覆内部を中空として空気絶縁を施し、さらにシールディングすることで外部ノイズや電磁ノイズの干渉を抑制しています。
ラインナップ
【スピーカーケーブル】
端子は「Yラグ」もしくは「バナナプラグ」を選択頂けます。
YラグはSiltechのオリジナル端子”SSP005AM”を採用、銀と金の合金”G7”にて構成されています。バナナプラグの場合は、WBT製の”WBT0610Ag”を採用しています。
【インターコネクトケーブル】
XLRの端子はNeutrik製、コネクタピンには金メッキを採用。
RCAの端子はSiltechオリジナルの"SST"を採用、コネクタピンは単結晶銀にて構成されています。
職人によるハンドメイド
シルテックでは、常に最新で最も優れた測定機器と研究に投資をすることで、科学的な側面からも最高の結果を得られる事を立証させ、且つ人間の聴感上でも優れたサウンドを体感できるよう、日々研鑽を続けています。
永年の経験と蓄積された知識、新しい技術開発と独自のテクノロジーから生み出される最高のハイエンド・オーディオケーブルは全てオランダの自社工場にて手作業で作成され、絶えず高いクオリティ・コントロールを実現しています。