ARM-AP12

トーンアームの歴史を変える、
革新の発想

ピボット式リニアトラッキング

クラウディオのピボット式リニアトラッキング・トーンアーム。その革新性は、針先がレコード盤外周から内周にかけて、円弧を描くことなく直線的に移動できるよう、2本のアームと可動式のピボットを巧みに組み合わせる、独自のトーンアーム構造にあります。

2本のアーム部はきわめて軽量にして剛性に優れたカーボンファイバー製で、なめらかに動作する極小のベアリングを組み込んだピボットベースが前後に平行移動することで、2本が別々に動きます。また、アーム部とヘッドシェル部の接続部分にもベアリングを組み込んだピボットベースを設けることで、ヘッドシェル部がアームの角度に関わりなく常に一定の向きを維持することができ、針先の直線的な移動を可能にします。

レコード盤の外周から中央にかけてはピボットベースが後方に移動、最内周に近づくにつれて前方に移動し、ヘッドシェル部のピボットと連動して針先が常時直線上を移動するよう保持される、画期的なリニアトラッキング・システム。これが、クラウディオ独自のピボット式リニアトラッキング・トーンアームです。

オートリフター

アームレスト部にセンサーを設置しており、レコード盤最内周でトーンアームがセンサーに近づくと、自動的にアームレストが上昇します。
レコード再生終了時、アームレストを上げなかったために大切な針先に負担をかけてしまうことを防止できます。 また、センサー位置は、お聴きになるレコード盤に合わせて、内周方向に微調整することができます。

簡単なオーバーハング調整

全モデルに、カートリッジ針先の位置調整を行うレーザー・タンジェント・ツールが標準付属しています。付属の調整用アラインメント・ツールのリニアラインに合わせてレーザー光を照射し、ベース部を前後させることで、視覚的に確認しながら容易にカートリッジ針先位置が調整できるしくみで、最大 26mmの範囲で高さ調整も可能です。
針先の位置設定がきわめて容易になるため、さまざまなカートリッジを聴き比べる際にはとりわけ便利です。このツールは、オートリフターのアップ/ダウン・スイッチも備えており、レコード再生中も任意の位置でアップ/ダウンが行えます。

仕上げ

ニッケルとゴールドの2種類の仕上げ、更に12インチ用、10インチ用がございます。
・ARM-AP12(ニッケル仕上げ、12インチ)
・ARM-AP10(ニッケル仕上げ、10インチ)
・ARM-AG12(ゴールド仕上げ、12インチ)
・ARM-AG10(ゴールド仕上げ、10インチ)

スペック

・形式
 ピボット式リニアトラッキング・アーム
・スピンドル中心から取付位置中心までの距離*
 ARM-MP12 MkII、ARM-AP12、ARM-AG12 : 298mm
 ARM-MP10 MkII、ARM-AP10、ARM-AG10 : 250mm
・取付孔径
 29mm
・本体重量
 ARM-MP12 MkII : 730g

 ARM-MP10 MkII : 800g
 ARM-AP12、ARM-AG12:820g
 ARM-AP10、ARM-AG10 : 900g

*クラウディオ トーンアーム全製品のアーム長は共通となっており、スピンドル中心から
取付位置の距離が異なります。ご使用のターンテーブルに合わせてお選びください。