069+PSU

リファレンス・ CDプレーヤー

フラッグシップ・CDプレーヤー

究極のCDレイヤー再生

65536階調の音と、22KHzまでの周波数帯域が記録されたCDの情報を、余すところなく読み取り再生することに同社が培った技術のすべてを投入しました。
これはまさに、CD再生の極致と云えます。

高精度加工による10mm厚無垢のアルミニウムのトップローディング・カバーを滑らせると、精密ベアリングで回転する直径4mmのスピンドルが現れます。さらにフライホイール効果の高い専用スタビライザーで確実にディスクを保持することで、コギング(CDのがたつき)や振動、共振などの機械的ジッターが発生しない、滑らかな回転を実現します。

ベルトドライブ

CDに記録された信号を読み込むためにプレイヤーはモーターを使用してディスクを回転させます。しかしこれは、モーターによる振動やマウントの共振により、正確なサンプリング処理の妨げになります。

本機は、ハイエンド・ピックアップメカ“CD2 PRO”をベースに独自開発のベルト・ドライヴ方式で駆動させ、モーターからの振動などの悪影響を限りなく減少させています。また最高品質の低トルクDCモーター、高度に練られたマイクロプロセッサによって、CDに記録されたデータを極限の精度で読み込むことで、録音された全ての情報を正確にサンプリングします。

外部電源

パワー・サプライ・ユニットも069 CD部と同様の特別筐体に仕上げています。
外部筐体電源(PSU)には2基の大型トロイダルトランスと合計279,000μF(0.27F)もの容量を誇る大容量キャパシターを搭載。これは小型のパワー・アンプですら凌駕する容量で、豊富な電力をアナログ部、デジタル部、そしてサーボモータへ供給することができます。フル・オーケストラの迫力や繊細なヴァイオリンの調べ、オペラにおける一瞬の静寂感といった、数値だけでは語りきれない、本当の感動をもたらします。

“X-Amp”

フルバランス回路のブルメスター独自のアンプ技術の結晶、“X-Amp”テクノロジーを採用し、『X-Amp2』Aクラス動作モジュールを増幅回路に組み込むことで、生命力あふれるエモーショナルな音楽再現。消え入るようなメゾソプラノ、野太いサックスや切れ込むピアノのアタックが、それは演奏者の息遣いまで見通せるかのような存在感とともに、自然に鮮やかに空間を彩ります。
本機の魅力を語るうえで欠かせないのが、ピュアDCカップリングのアナログ出力ステージです。 ブルメスター伝統のこの回路は音楽信号経路上からカップリング・コンデンサーを一切廃したもので、 位相シフトが無く自然で滑らかな再生が特長です。

Handmade in Germany

熟練職人による信頼のハンドメイド使用するパーツの一点一点をすべて、ブルメスターが独自に設定した厳格極まる品質基準に照らして選定すること。ブルメスターは、変わることなくその姿勢を徹底してきました。
すべてのマニュファクチャリングを熟練のエンジニアによる入念な手作業とし、実際の動作条件下での厳格なリスニングテストを含む、2週間のバーンインを実施するなど、これ以上はないと言えるほどの手間と時間をかけて、至高の品質を実現しています。

スペック

・形式
 トップローディング方式ベルト・ドライヴCDプレイヤー
・デジタル入力
 S/PDIF(RCA)×2系統、光(TOS)×1系統
・デジタル出力
   S/PDIF(RCA)×1系統、光(TOS)×1系統
・アナログ入力
 バランス(XLR)×1系統
・アナログ出力
 バランス(XLR)×1系統、アンバランス(RCA)×2系統
・周波数特性
 10Hz~48kHz (2Hz~88kHz : 192kHzアップサンプリング時)
・S/N
 112dB以上
・全高調波歪率
 0.0009%以下
・消費電力
 60W(最大)、4W以下(待機時)
・寸法
 W450×H160×D340mm(本体:突起部含む)
 W450×H160×D355mm(電源:突起部含む)
 W450mm×D305mm×H17mm(ベースボード)
・重量
 25kg(本体、ベースボード含む)
 25kg(電源、ベースボード含む)

ブルメスター社製機器のバランス入力およびバランス出力は“3番HOT”です。