素材の持味を生かしたキャビネット設計
Minima Vintage のキャビネットにはオリジナルの Minima 同様、上下左右面に厳選した極厚ウォールナット無垢材を寄木加工し、フロントとリア・バッフルに隣接する側板を適度にテーパー処理をして高音質を優美なデザインで実現しました。フロント・バッフルに張られた贅沢な本革シートも高級感を醸し出すのみならず、ユニット近辺の音波の反射をコントロールする重要な役割を果たします。また、奥行きをオリジナルの Minima よりわずかに大きくして内容積を増やすとともに背面に55mm径のロング・バスレフ・ポートを装備して低域のレンジを広げています。
シルク・ソフトドーム・ツイーターによる優れた高域特性
ツイーターにはオリジナルの Minima と同じダイナミック特性に優れた28mm口径のシルク・ソフトドーム・ツイーターを採用。その緻密で、しっとりとコクのある高域はかってソナス・ファベールが Minima において築いた2ウェイ・システムの理想的なサウンドを高次元で再現しています。さらに、ツイーターのボイスコイル・ギャップには磁性流体を注入し、ボイスコイルの放熱効果を高めるとともに磁気回路からの磁束を効果的にエネルギー変換します。
改良型ミッド/バス・ドライバーによる豊かな中低域特性
ミッド/バス・レンジには、セルロース・アクリレート・コーンを採用した120mm口径ミッド/ウーファを採用。
この樹脂繊維系素材コーンの表面は独自のダンピング材をコーティングして共振のないタイトな低域レスポンスを獲得しています。また、ウーファ・ユニットのフレームは背面の開口部を大きくとった構造とし、さらに磁気回路中央部に排気孔を設けることにより、中低域のリニアリティーが大幅に向上しました。
音質最優先のクロスオーバー・ネットワーク
ネットワークは、全再生帯域にわたって振幅と位相の両特性が最適となるように設計されました。位相特性を優先させたシンプルな1次フィルター(6dB)のクロスオーバー・ポイントを2kHzに設定し、ツイーターとウーファのつながりがもっとも滑らかとなる周波数特性を実現しました。音質を考慮した特注コンポーネント、素材と構造を吟味した内部配線材など、音質最優先のパーツを投入しました。
シングル・ワイヤリング高音質スピーカー端子
オリジナルの Minima に装備されていたバイ・ワイヤリング・スピーカー端子はソナス・ファベールの最新スピーカーに採用されているシングル・ワイヤリング高音質スピーカー端子に変更されました。音域バランスが自然で、最少の接点数で確実に接続できるシングル・ワイヤリングの利点が Minima Vintage のクリアな音質に反映されています。
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