● 仮想無限大バッフルを実現する楕円形積層キャビネット
曲線を描く幅広のキャビネットの前後パネルは20枚の異なるウッド・シートから成る積層構造とし、上面と底面には無垢のソリッド・メープル材を使用して可能な限り剛性を高めています。表面の隣接するメープル・ウッドピース間には黒色ダンピング材を挟み込んで縦方向の振動モードを分散しています。また、幅広のバッフル面は仮想無限大バッフルとして機能するとともに、その楕円形状により360°方向に水面に波が拡がるように音波を放射します。
● リング・ラジエーターによる優れた高域特性
シルク・リング・ラジエーターは、この種のラジエーターではもっとも表現力に優れたものです。過去のメタル振動板を採用したリング・ラジエーターと比較して、シルク・リング・ラジエーターは帯域幅、指向特性ともに優れており、ドーム状ダイヤフラムの利点をも備えています。デュアル・ウェーブ・ダイヤフラムから前面に放射される音波は、中央部のデフューザーによって巧妙にコントロールされます。
● 新開発のミッドレンジ・ドライバーによる充実した中域特性
ミッド・レンジには、ブラック・ウッドファイバー・コーンおよびシンメトリック磁気回路を備えた150mm径の新開発ドライバー・ユニットが採用されています。ランダムに配列された繊維構造をもつダイヤフラムによりコーンの分割 振動を抑えるとともに、ダイナミック・リニア・サスペンションの採用により自然で分解能に優れた特性を実現し、システムの要となる中音域を生々しく再生します。
● メタル・ウーファー採用の豊かな低域特性
低域ドライバー・ユニットには高剛性・低質量のアルミ・マグネシウム合金ダイヤフラムを採用した260mm径ウーファを使用し、優れたレスポンス特性と量感豊かな低域再生を実現しました。ダイヤフラムの表面には特殊コーティングを施し、メタル振動板にありがちな固有音を排除しています。
● 音質最優先のクロスオーバー・ネットワーク
ネットワークは、全再生帯域にわたって振幅と位相の両特性が最適となるように設計されました。位相特性を優先させた2次フィルターのクロスオーバー・ポイントを250Hzと2.3kHzに設定し、ミッドレンジ・ドライバーを中心としてツイーターとウーファのつながりがもっとも滑らかとなる周波数特性を実現しました。 |