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 1994年に発売された "Concertino"を皮切りに登場した"Concerto Home" シリーズは、ホームシアターにも対応できるようセンター、ウォール、サブウーファーをもラインナップし、新しいソナス・ファベールの世界を構築していきました。
 今回発表された"Domus"シリーズは、この "Concerto Home" シリーズに、"Cremona" シリーズへ至るさまざまなスピーカー開発過程で蓄積された新しいノウハウを投入、ピュア・ステレオ・システムからホームシア ターへの発展をも視野に入れたフレキシブルなモデル構成となっています。
 そもそも "Domus" とはラテン語で "家" を意味しており、家庭のインテリアにしっくりなじむデザイ ン、そして住む人のハートに溶け込む柔らかな音をお届けしたいという、ソナス・ファベールの願いが込められています。その意味では、かつてのシリーズ "Home" から一歩前進し、より積極的にリビング環境との調和を考えたシリーズと言うことができるでしょう。

●キャビネット構造
 メイン・ボディーを内部補強材によって入念にダンプニングした上で、チーク材の成型サイド・パネルとの音響的なデカップリングを図るという旧シリーズの設計思想を継承、細部にわたってリファインを施し、メイン・ボディー表面を覆うブラック・レザーとともに、木の響きを活かしながら不要振動を制するソナス・ファベール伝統のキャビネット設計に、さらなる磨きをかけています。
  また、"Guarineri Homage"に始まり"Cremona"シリーズにも継承された "リュート形"のフォルムを各モデルに一貫して採用したことも、"Domus"シリーズの大きな特徴です。流麗なこのリュート形デザインは、共振や内部定在波を効果的に制御する上で有利なだけでなく、構造的にもきわめてリジッドになるため、音のインパクトをしっかりと受け止め、濁りのない清新な音のパフォーマンスに貢献します。

●ドライバー・ユニットの特徴
 新シリーズでは、使用ドライバーのダイアフラムなど基本仕様を各モデル共通とし、特にホームシアター・ユースでの音色の一体感、一貫性に配慮しました。まずツイーターには、"Cremona"で採用されたカスタム・デザインの高分解能リング・ラジエーターを採用。伸びのいい、つややかな高域再現を実現します。
  中域、低域には、樹脂コーティング処理を施したぺーパー・ダイアフラムを備えたカスタム・デザインのフリー・コンプレッション・ドライバーを採用。全モデルとも中央に独自のフェーズ・プラグを設けて音波のスムーズな伝播を図り、優れたトランジェント特性と、分割振動のないリニアなパフォーマンスを獲得しています。