伝統のリュート形積層キャビネット
曲線を描くリュート形キャビネットの側面パネルはウッド・シートから成る積層構造とし、上面と底面には無垢のソリッド・メープル材を使用して可能な限り剛性を高めています。表面の隣接するメープル・ウッドピース間には黒色ダンピング材を挟み込んで縦方向の振動モードを分散しています。また、リュート形状のキャビネットは補強構造となるだけでなく、キャビネット内部の定在波の発生も防いでいます。
リング・ラジエーター・ツイーターによる優れた高域特性
Auditor M に採用されたシルク・リング・ラジエーターは、この種のラジエーター・ツイーターではもっとも表現力に優れたものです。過去のメタル振動板を採用したリング・ラジエーターと比較して、シルク・リング・ラジエーターは帯域幅、指向特性ともに優れており、ドーム状ダイヤフラムの利点をも備えています。デュアル・ウェーブ・ダイヤフラムから前面に放射される音波は、中央部のデフューザーによって巧妙にコントロールされます。
新開発のミッド/バス・ドライバーによる充実した中低域特性
ミッド/バス・レンジには、ブラック・ウッドファイバー・コーンおよびシンメトリック磁気回路を備えたカスタム・メイドの150mm径ロング・ボイスコイル・ドライバー・ユニットが採用されています。ランダムに配列された繊維構造をもつダイヤフラムによりコーンの分割振動を抑えるとともに、ダイナミック・リニア・サスペンションの採用により自然で分解能に優れた特性を実現し、システムの要となる中低域を生々しく再生します。また、キャビネット背面には55mm径のロング・バスレフ・ポートを装備して低域のレンジを広げて、豊かな再生音を実現しています。
音質最優先のクロスオーバー・ネットワーク
ネットワークは、全再生帯域にわたって振幅と位相の両特性が最適となるように設計されました。位相特性を優先させた1次フィルター(6dB)のクロスオーバー・ポイントを2.5kHzに設定し、ツイーターとウーファのつながりがもっとも滑らかとなる周波数特性を実現しました。ネットワーク回路は、ピッチに封入して部品の共振を排除するとともに音質を考慮した特注コンポーネント、素材と構造を吟味した内部配線材など、考えうる最高のものを投入しました。
デザイン、音質ともにベスト・マッチングの専用スタンド(オプション)
Auditor M の美しいキャビネット・デザインにマッチする優雅な曲線美をもつ専用スタンドをオプションで用意しました。また、スパイク受けを標準装備したスパイクの前後の高さを変えてキャビネットを後方に傾斜をもたせてツイーターとウーファの音源位置を揃えることで、放射波の位相の最適化が図られています。
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