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−オマージュ・シリーズの未來を見つめて造り上げたスピーカー・システム−
希望小売価格3,990,000円(税込)・本体価格3,800,000円(税抜)
クレモナに生まれ、“クレモナ派”と呼ばれる、18世紀まで続く有名なヴァイオリンづくりの流派を創始したアンドレア・アマティ(1505〜1577)。史上最も才能にあふれたヴァイオリン職人としてその名を残すアマティが作り出す楽器の、力強く、この上なく甘美な音色は、厳密な木材の選定と美しいニス塗り技術の賜物と言われます。現在、アンドレア・アマティの作とされる楽器は16本ほど残っており、うち数本はフランス・ヴァロア王朝第12代国王シャルル9世に贈られたものとされています。
ソナス・ファベールでは、かつてこの名匠の名を冠した「AMATI Homage(アマティ・オマージュ)」「AMATI Anniversario(アマティ・アニヴァーサリオ)」などの機種を発表しましたが、長い歴史の中で磨かれた美学と技、そして最新のテクノロジーをふまえ、あらためてアマティに捧げるモデルを開発しました。それが「AMATI Futura(アマティ・フトゥーラ)」です。アマティ・フトゥーラは、クレモナ派のヴァイオリン職人に敬意を表した「オマージュ」シリーズに連なるモデル。「フトゥーラ(イタリア語で未来の意)」の名に相応しい、まさに、ソナス・ファベールの伝統と、きわめて革新的で未来的な技術の融合と申せましょう。
このプロジェクトにおいてソナス・ファベールが目標としたのは、昨年発表されて絶賛を博している「The Sonus faber(ザ・ソナス・ファベール)」に投入された研究開発のノウハウを惜しみなく採用し、より身近に高品位な音楽再生が楽しめるシステムをお届けすること。このソナス・ファベールの新たな方向性の第一歩となるのが、このモデルです。
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| アマティ・フトゥーラ ロッソ・ヴィオリーノ仕上げ | アマティ・フトゥーラ グラファイト仕上げ |
| どちらの仕上げも、グリル、スパイク、スパイク受け皿が付属します。価格は共通です。 | |
| ソナスファベール伝統のリュート型デザインを採用、ユニット構成は「The Sonus faber」で成功したサブウーファー方式をアマティ・フトゥーラ向けに昇華させたスタガード・ダブルウーファー・システムを採用したフロア型バスレフ・スピーカーシステムです。床面に直接接する脚部には、振動伝播を低減するLVT(Low Vibration Transmission=振動伝播低減)テクノロジーを採用。脚部に適度なコンプライアンスを持たせることで、床面からの不要な振動や、大音量再生の際のハウリングを遮断しています。 キャビネットの木部には、マホガニーに似た風合いの得られるカンラン科広葉樹「オクメ(Aucoumea)」材を採用。木目の角度を交互に90度ずつ変えて積層して行く手法によるプライウッドを自社生産。プライウッドを積層して行く工程の中で、プレス機により徐々に加圧しながら曲面を描くキャビネット外観を構成して行くことにより無理なくリュート・シェイプ型デザインのエンクロージャーを造り上げています。また、エンクロージャー内部には同一素材による補強リブを効果的に配置し、響きを犠牲にすることなく強固なエンクロージャーを創り上げています。 |
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天面と底面に、航空機用アルミ合金材をCNC(コンピュータ数値制御)加工機により加工、更に鏡面研磨して仕上げたエンドカバーを採用し、キャビネット全体を挟み込む「エキソ・スケルトン・クランプ」構造を採用しています。両エンドカバーは、弦楽器の魂柱に相当する機能によりエンクロージャー後部・外側で連結されており、不要な振動をキャビネットのベースへ伝達する働きを果たします。
TMD(Tuned Mass Damper=質量制御ダンパー)は高層ビルの構造やF1レースカーなどでも用いられている振動制御技術で、振動周期をずらすことによって残留振動要素を熱に変換し、木部の残留振動を大幅に低減しています。スピーカーシステム全体はLVT(振動伝播低減システム)によって機械的に床面からデカップリングされています。LVTはエラストマー樹脂をベースとしたサスペンション・システムで、リスニングルームに伝わる不要振動を低減、音響フィードバック(いわゆるハウリング)の問題も解決します。バスレフ構造キャビネットの設計は「ステルス・リフレックス」と命名された構造を採用、従来的なバスレフ・システムが免れえないポート付近の干渉も排除するだけではなく、キャビネットの肥大化を抑え、低域の再現性の向上、歪みの低減にも大きく寄与しています。「エキソ・スケルトン・クランプ」構造の部材の一部も、ステルス・リフレックス構造部材の一部を兼ねています。
木部の仕上げは、「The Sonus faber」や、ソナス・ファベールが常に指針としてきた,いにしえのヴァイオリン職人の伝統技術を受け継いでおり、熟練職人による7層ラッカー塗装・ハンドポリッシュを施しています。仕上げ色はレッドヴァイオリンとグラファイトの2色をご用意、価格はどちらも同じです。一方「エキソ・スケルトン」部は、鏡面仕上げのための入念な研磨工程を済ませた後にニッケル・コーティング工程を経て仕上げられており、30ミクロンを超える分厚いコーティング層を作り上げることにより、比類ない耐久性と優れた耐腐食性をそなえています。
ソナス・ファベールでは、スピーカー・ユニット選定にあたって最新のテクノロジーと測定技術を駆使してはいますが、最終的には人間の耳こそが最良の判断基準であり、最も優れた測定器であるという信念を持っています。その信念は創業以来変わることなくデザイン哲学の核心になっており、研究開発過程にて各ユニットを徹底分析したあと、最終的にこの基準に基づいて選定が行われています。各スピーカー・ユニットは、ソナス・ファベールの仕様に基づいてスカンジナビアの著名なメーカーが製造する完全カスタムメイドとなっており、アッセンブリに先立って、ソナス・ファベール社の工場において更なる調整が施されています。
高域を受け持つのは、かつて密閉型25cm/2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー設計の名手として名声を欲しいままにしたラグナー・ライアン(Ragnar Lian)氏の設計思想に基づく29mm口径ソフトドームツィーター。このツイターを中音域用スピーカーユニットと共通のサブバッフルにマウントし、適度なコンプライアンスを持たせた粘弾性素材を介してキャビネットに取り付けることで、フロントバッフルからデカップリングさせています。

スピーカーシステムの中核となる中音域ドライバー・ユニットは、自然な音質を重視した180mm口径コーン型。自然乾燥させた、非圧縮ペーパーパルプ振動板を採用しており、口径43mmボイスコイルを使用した強力な磁気回路によ渦電流の発生を最小限に抑えています。また、ツイーター同様、適度なコンプライアンスを持たせた粘弾性素材にてフロントバッフルからデカップリングされています。
低域は2基の220mm口径ウーファーを再生帯域をずらしてスタガード配置で使用、輪郭のくっきりした再現性が魅力です。その設計のポイントはアルミニウム/マグネシウム合金コーンを積層ダンピング構造で採用、発泡エラストマー素材を使用してコーンの共振をダンプしています。また、口径38mmの渦電流制御型ボイスコイル、強力なロングストローク磁気回路の採用とあいまって、ダイナミズム、リニアリティともに優れた低域再現性能を発揮します。
クロスオーバー回路は、変換効率やドライバー・ユニットの連携など、システム全体の性能を左右します。ソナス・ファベールでは、ここでも格別の配慮を徹底しており、音楽性重視の設計を貫いています。本機では、「クレモナM」や「リュート」シリーズで採用して以来、今やソナス・ファベールの標準となっている「プログレッシブ・スロープ」構成とし、振幅・位相特性を最適化するだけでなく、帯域内に共振点を持たせない設計となっています。
クロスオーバー周波数は220Hzと3200Hzに設定、スコーカーは単独で220Hzから3200Hzまでと言う広い帯域を受け持つために音像定位が明確になる上に、可聴帯域内で最も重要な部分を単一ユニットで再生するために聴感上の違和感を感じることがありません。更に80Hz以下を補助的に最低音域用ウーファーで再生するスタガード・ダブルウーファー方式を採用しています。このため、小口径のウーファーを使っていながら300mm口径ウーファーに匹敵する振動面積を確保し、更に方向感を比較的感じにくい80Hz以下のみを重点的に補助しているために音像が不明確になるような恐れがありません。
ネットワーク素子にはドイツ・ムンドルフ社製「シュープリーム」コンデンサー、デンマーク・ジャンツェンオーディオ社製コイルなど、最良の音響性能をそなえたパーツのみを厳選しています。
| 充実した低域再生を実現するために、アマティ・フトゥーラでは、ソナスファベールとしては久々にバイ・アンプ接続が可能なように中高音域と低音域に独立した入力端子を用意しています。 この入力端子はクレモナMシリーズ各機種と同じ形状を持ち、手締めでも確実にトルクを掛けることが出来るので接触不良が発生しにくく、スペードラグ(Yラグ)や、バナナプラグのご使用も可能な便利なものです。 右の写真では付属のジャンパー板を取り付けた状態で、ラボラトリウム製「Yter(イーテル)・スピーカーケーブル」を接続して結線しています。 |
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| 形式 | 3.5ウエイ4スピーカーシステム・リアバスレフ型 |
|---|---|
| 使用ユニット:低域 | 220mmコーン型(×2:スタガード構成で使用) |
| 使用ユニット:中域 | 180mmコーン型 |
| 使用ユニット:高域 | 29mmソフトドーム型 |
| 再生周波数/クロスオーバー周波数 | 25Hz〜30000Hz/80Hz・220Hz・3200Hz |
| 出力音圧レベル | 90dB/W/m |
| 公称インピーダンス | 4Ω |
| 推奨入力 | 30W〜300W(最大許容入力は公表されておりません) |
| 寸法・重量 | W405mm×H1160mm×D635mm(全体寸法) W270mm×H1045mm×D562mm(キャビネットのみ寸法) 55.5kg |
上記の表の「寸法」は、キャビネットのみの寸法と、最下部のスパイク取付ベースにスパイク・スパイク受けを実装した寸法を併記しています。スパイク取付ベースにはLVT機構を組み込んでありますので、取り外しは出来ません。また、スパイク取付ベースは本体に取り付けた状態で梱包されています。
●表示の金額は2本1組でのものです。
●この製品は2本1組での販売に付き、1本単位での販売はお受けいたしません。
●価格はロッソ・ヴィオリーノ仕上げ、及び、グラファイト仕上げ、共に共通です。