−壮麗な建築物を思わせる、造形そのままの雄大な音−
1990年(平成2年)年に誕生したステレオ・パワーアンプ911にリファインメントを重ね、とりわけ出力段に大幅なリデザインを施したのが、911MkIIIです。総容量130,000μFにおよぶフィルター・コンデンサーと750VAの巨大なトロイダル・トランスから構成される電源部により、4Ωにて350W+350Wという余裕の大出力を実現しています。
また、オプションの専用接続ケーブルを使用してブリッジ接続したモノラルアンプとしてご使用になることも可能、この場合は4Ω負荷で770Wの大出力パワーアンプとしてご使用になることも可能です。
勿論、音質を阻害する原因となるコンデンサを信号経路に組み込まず、完全バランス伝送・ピュアDCカップリングを貫く設計コンセプト、そしてブルメスターならではのクールな設計コンセプトは一貫しています。マークIII化によるさらなる大きな特徴は約3,000におよぶ驚異的なダンピング・ファクター。大電流を迅速に、連続的に送り込める能力とあいまって、あらゆるスピーカーを楽々ドライブすることができます。その豊かな空気感、あたたく自然な音質、緻密な音像は、ゆとりあるその設計の賜物と言えるでしょう。
![]() |
![]() |
出力段 | 電源部基盤 |
911mkIIIパワーアンプのリアパネル
定格出力 | 350W+350W(4Ω)、770W(モノ・ブリッジ動作時・4Ω) |
---|---|
周波数特性 | 0〜200kHz(-3dB) |
ダンピング・ファクター | 3000(8Ω) |
S/N比 | 81dB |
入力感度 | 730mV(最大出力時) 390mV(100W/4Ω出力時) |
全高調波歪み率 | 0.003%以下 |
入力端子 | バランス入力:1系統(この入力の極性は3番ホットです) |
出力端子 | スピーカー出力端子:1系統(バナナプラグ対応) |
本体寸法・重量 | W482mm×H216mm×D482mm・37kg |
本機のスピーカー出力端子は突起部がやや大きめになっていますので、一部のYラグ(スペードラグ)を使用したスピーカーケーブルは出力端子のツマミの部分がYラグ(スペードラグ)の外装部分に接触してしまい、締め切れないためにご使用になれない場合があります。その場合は、小さめのスペードラグか、バナナプラグを使用したスピーカーケーブルをご使用ください。